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”KIMONOからKIRUMONOへ”
洋服文化の中に、日本の着物、文化、歴史の文脈を引用して、現代に繋げる

19世紀、西洋の技術・文化・政治・経済制度いち早く取り入れたことで、列強に支配されることなく現在まで日本が存在します。当時の海外からの諸々の輸入は何も悪いことではありません。むしろ、そうしなければ日本というものが存在し得なかったかもしれないことを思えば、それは正しい交流だったのかもしれません。

しかし、それまで育まれてきたものを、前時代的または遅れたものであると見放してしまうのは良いことには思えません。

広く文化を見渡した時、日本画に対して洋画があり、木造建築対してコンクリートビルがあり、邦楽に対して洋楽があり、それぞれが影響し合いながら、現代に即した形となっています。

服に関してはどうでしょうか。

和服に対して洋服があります。そもそも和服も古代中国から輸入してきた服装を長い時間を経て日本のオリジナリティへと醸成されたものです。

近代以降西洋の服装を取り入れた日本は、その服装に関して日本人のオリジナリティを確立できているでしょうか。

現代の和服は、もはやイベント的にのみ着用される伝統民族衣装の立場となってきています。

そのような現代の和服と洋服の2つの異なる服装について考えながら、日本人のオリジナリティとなる服装を思索するのが私たちの服つくりです。